機材準備・現場での作業など

機材準備について

自宅での機材準備

通常の撮影とは異なる設定を使います。事前に設定しておきましょう。

カメラの各種設定

  1. モード設定をM(マニュアル)にする
  2. シャッタースピードはバルブ(BもしくはBULB)
  3. ホワイトバランスはRAW撮影するのならオートでOK。JPEG撮影なら4000K程度に設定
  4. ISO感度は常用感度内の最低値(100もしくは200)。拡張設定は使わない
  5. 長秒時ノイズ低減はOFF
  6. 肩液晶(上部ディスプレイ)がある機種の場合、イルミネーターON/半押しタイマーを5~10分に設定

レンズやNDフィルターを清掃してフィルターは装着しておきます。

長秒時ノイズ低減はOFF

長秒時ノイズ低減の項目はどのメーカーのカメラにもあると思いますのでOFFにしておきます。
この設定がONになっていると数十秒~数百秒の露光後にノイズ除去の処理が入り、その間はシャッターを切ることが出来なくなります。

上部ディスプレイのある機種の場合、イルミネーターを点灯させることでF値の確認がやりやすくなります。半押しタイマーを長めにしているのはイルミネーターの消灯を防ぐためです。

現地での準備作業

ここからは現地での準備作業になります。場所取りについては各会場のガイドをご覧下さい。

  1. 機材の荷降ろし
  2. 三脚の設置
  3. カメラ、レリーズの取り付け
  4. 水平出し
  5. フレーミングとピント合わせ
  6. AFモードをマニュアルにして試し撮り

三脚の設置

現地に到着したら場所取りしてある所に荷物を下ろして三脚の設置に掛かります。
階段や傾斜地の設置は脚の長さを調整して大体の水平が取れるように行います。

大分川花火での準備風景

大分県内の花火会場で三脚の使用制限はありませんが周りの迷惑にならないよう最後列に設置することが殆どです。
別府会場では最後列の立見を控えるようアナウンスされますので可能であれば座り位置での設置をします(とは言え多くの方が立ち位置で撮影を行っていますが)。
通路の出入口付近も避けておきます。

カメラの取付・水平出し

カメラを三脚(雲台)に取り付けます。このサイトで紹介している会場は全てワイド展開なので横構図で撮影します。
ズームを大体の位置に合わせてカメラ内蔵の水準器で水平を出します。内蔵水準器が無い場合はホットシューに取り付ける水準器を用意して下さい。
カメラの水平を出したにも関わらず川岸の水平線や構造物とズレているような場合があります。この場合は水平線などを基準に水平を出したほうが自然に見えます。可能であれば広めにフレーミングして画像処理で斜め補正を行います。

パン棒をレンズ側に取り付けてカメラがより上を向くように説明している記事もありますが、手を大きく差し出さないと操作できず、撮影中なら隣の三脚や機材に触れる可能性があるのでお勧めできません。
ほぼ真上に向けるような事は無いと思いますが、上に向けたい場合は少しだけエレベーターを上げるとパン棒が引っかからず操作出来ると思います。

カメラの取り付けが終わったらレリーズを接続しておきます。

フレーミングとピント合わせ

当サイトでは各会場の大まかな構図を説明していますので、各ページにて確認して下さい。
なお演出や玉の大きさなどは変更になる場合があるので撮影画像を確認しフレームアウトした場合はズームや三脚の調整を行って下さい。
構図が決まったらピント合わせを行います。ピント合わせはライブビューで行います。
一昔前の一眼レフはライブビューのピント合わせがやりにくかったですが最近の物は改善されており、ミラーレスはそもそもライブビューでピント合わせを行います。

Nikon D780説明動画より

撮影場所から筒場が見えているはずなので、構図が決まった状態で十字キーや画面タッチでAFポイントに筒場を指定、拡大してからピントを合わせます。随分下の方を指定することになるはずです。
これで筒場にピントが合いました。厳密には筒場と打ち上がる花火の距離に差が生じますが撮影画像でピンぼけを感じる事はありません。絞る事で被写界深度が深くなるためだと思います。

打ち上がる花火でピントを合わせてから固定する方法もありますが、これだと最初の花火を捨てる事になります。オープニングで豪華なスターマインが打ち上がる事もあるので事前に置きピンで合わせておくことを強くお勧めします。
この方法は明るいうちにピント合わせが出来なかった場合に行います。

構図の調整でズームを動かすと僅かながらピント位置が変わるのですが、このサイトではほぼ全景を捉えられる構図で紹介しているのでズームを大きく動かす事は無いはずです。
撮影の合間に画像を確認しピントが大きくズレているのが確認出来たらテープを剥がしてピント合わせをやり直して下さい。

AFモードをマニュアルにして試し撮り

フォーカスリングをテープで固定

フォーカスモードをMに切り替え。手ブレ補正もOFFに

ピントが合ったらフォーカスリングをテープで固定します。
続いてフォーカスモードスイッチをM(MFまたはマニュアル)に切り替えます。ボディ側にもスイッチがある場合は念の為Mにしておきます。オートのままだと撮影時にAF動作が行われシャッターが下りないので必ずMにしておきます。
手ブレ補正のあるレンズ/ボディの場合はOFFにしておきます。

この状態で試し撮りを行います。レリーズを押してシャッターが切れること、押した分だけシャッターが開いている事を確認します。

これで撮影準備が出来ました。開始まで時間がある場合が殆どだと思うので、いったんカメラを取り外しバッグに収めておきます。

本番前に再びカメラをセット

ISO200 ND4 F11 1.0秒

開始の2時間~1時間ほど前にカメラを再びセットして試し撮りを行います。
周りの混雑などで三脚を移動した場合はここで構図の調整を行って下さい。
18時30分頃に1秒露光した写真です。試し撮りでこのような明るい写真や真っ白になりますがこれで正常です。

動作確認が終わったら袋やタオルを掛けて本番を待ちます。

 

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